はじめに
最近読んで心に残ったのがこの本。井上慎平さんが #勝手に夏の100冊で紹介している本の中の1つ。ケアとキュア、ケアとセラピーについて気になっていたので、これは読まないと、と思って手に入れた。
- 書名:『居るのはつらいよ ケアとセラピーについての覚書』
- 著者:東畑開人
- 出版社:医学書院(シリーズ ケアをひらく)
どんな本か
この本は東畑さんが沖縄のデイケアで経験したことをもとにして書かれた物語で、デイケアの日常がどんな感じか分かる。 社会に居るのが難しい人がただ居るためにある場所というのがとても興味深かった。
ちょっとネタバレ
この本では最後の方でケアが市場の原理に照らされて、円環的な退屈する世界に効率の論理が持ち込まれるのがつらいという話が出てくる。これは、国際協力も同じようなことがある。日々の生活が効率や国益、持続可能性という光に照らされて、コツコツとやっていることが雲散霧消してしまう。 魚を与えるのではなく、魚の取り方を教えるんだ、というのはそうなのだけど、そんなにスムーズにはいかない。
この本はそういった意味で国際協力にかかわる人が読むと思い当たることが多いのではないかと思う。
UnsplashのDominik Langeが撮影した写真

